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「生きる」って大変なんだ

先月の今頃、私は中国の列車の中だった。
そろそろ中国旅行について書こうと思う。

私が中国旅行を通して感じたことの1つは、

「生きるって、大変なことなんだ。」
ってこと。

毎日朝から晩まで寒い寒い外に家族で座り込んで、頭を地面にこすりつけて、
手を出して、何円、何十円が投げ込まれるのを待っている人たちがいる。
寒いだろうなぁ。明日もそうするのかな。
でも、そうすれば、こどもも、おかあさんも、おとうさんもご飯が食べれるのかな。
生きるためにしてる行動なんだ。

なんでみんな生きるんだろう。こんなに大変なのに。
なんのためなんだろう。

私にとって、生きていることは当然のことだった。
今日が過ぎるから、明日がくる。
明日がくるから、自然と私は明日も生きることになる。
時間が経って明後日がくれば、私はまた明後日を生きることになる。
生きるために必要な食べ物も、暖かい家も、ある。
いつも、そこに、ある。

「生きている」って状態に違いないんだけど、
能動的に「生きる」ということをしているのかわからない。

ましてや
「なんで生きるか」なんて、ナンセンスな問いだった。

「生きてるものは生きてるんだから、『どう生きるか』でしょ。」
そう思ってた。

「生きる」ことは大変なこと。


それは、22年も私を生かしてくれてきた親への感謝でもあり、
これから自分の生活を自分で支えるようになる自分への戒めでもある。

でも、なんで「生きる」か、前より少しわからなくなった。

by kinou_kyou_asu-ka | 2004-12-11 01:42 | in China  

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