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チョコレート

チョコレート_b0001869_1628996.gif甘い題名からは想像できないほどシリアスな恋愛映画。
人種差別とか家族の冷めた関係とか、そういうのがテーマの一つとして描かれているが、
それはさておき、ハル・ベリー演じるルシールとビリーボブソーントン演じるハンスの恋の話は進んでいく。
ルシールに出会ったことで変わろうとし、彼女を助けることで自分を救おうとするハンス。
2人でいることで悲しみや孤独を埋めようとするルシール。
でも、結局何にも向き合っちゃいない。何も解決しちゃいない。
全てに南京錠をかけてるだけ。
そんなところを描きたかったのかな。
ラストもきっとこうなるんだろうなぁと観る人に思わせつつ、見せない。

人種差別に関しても家族の関係に関しても、
楽観的でもなく、悲観的でもなく、現実的に描いたら、こうなるのかなぁといったところ。
話を意図的になんとなくなぁなぁにして、そらしてしまってるもの。
映画としては○。決してすっきりはしません。

この映画で主演のハル・ベリーは有色人種として初のアカデミー賞主演女優賞を獲得。
その辺りはどうなんでしょうか。。裏の意図も感じますが…。
めちゃくちゃかわいかったけどね。

by kinou_kyou_asu-ka | 2005-09-10 16:55 | music/books/movie  

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